※本記事はHFのネタバレを含んでいます
※浅すぎて考察にもなってないので暇な方だけご覧ください
Fate/staynightをやってから度々思うことがある。
「鉄心エンドの士郎あまりにも絶望的な状況だと思うんだけどどう勝つんだよ」
鉄心エンドとは、Heaven's Feelルートにおいて士郎が鉄の心を持って大切な人をその手にかけてでも正義を為す(桜に直接手を下すのは正確には実姉である凛であり、士郎はそれを見殺しにする)というバッドエンドの一つである。
言峰に言わせればこの状況の士郎は「衛宮切嗣そのもの」。臓硯、イリヤ、凛をも殺して聖杯戦争を勝ち抜くだろう、とも。
しかしこの時の士郎の状況はあまりにも絶望的なものであり、一読者の視点からすると「いやいやいや、鉄の心持っただけでこんなん死ぬだけやん」という感じである。
TDNバッドエンドなのでその後が描かれることはまずない(というか描かれないからこそ味があるのかもしれない)し、その続きはきのこのみぞ知るところではあるが、考察?的なものをやってみたくなったので色々考えてみようと思う。
【この時点で生存してる登場人物】
〜マスター〜
(衛宮士郎)
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
(言峰綺礼)
間桐臓硯
(間桐慎二)
〜サーヴァント〜
アーチャー
真アサシン
(ギルガメッシュ)
【置かれている状況】
・投影で武器を手にする考えがない
投影そのものは元からできるものの、まだそれが自身の武器であることに気づいてない。HFルートではアーチャーの腕から、他ルートではアーチャーの戦い方を学ぶことで投影に至るが…。
・セイバーが脱落してる
士郎のサーヴァントであるセイバーは、影に飲まれて脱落している。桜が死んでいることからオルタの登場がない、という点で安心とも言えるが。
・アーチャーが復讐する態勢に戻れる
アーチャーがこのルートで復讐を考えなかったのは「異常な状況であるから」。桜が死んだ時点でほぼ異常な状況は解決したとも言える。間桐臓硯を倒してようやく解決、という風に捉えてる可能性もあるのですぐにアーチャーが復讐態勢に入るかは諸説あるが。そしてアーチャーが復讐態勢に入る理由はもう一つあると個人的に思う(後述)。
・間桐の聖杯が壊れてる
桜死んでるとなると間桐の聖杯が機能しないのでは。となるとサーヴァントの魂は全部イリヤに格納されることになる。
どの展開になっても生き残れないとのこと。このバッドエンドでも同様と考える。
【ではこの先どうなるのか】
・とりあえず武器を用意か?
考察にあたっていろんなサイトを見たが藤村組を通して武器を用意するとか言峰を通して武器を用意するとかいろいろ考えられてた(参考文献を提示しない学生の屑)。
投影を使わない現状はまあそうだろうなぁと。
(ただ藤村組が武器を用意するとは思えない)
・アーチャーに危険視される?
本来の士郎及びアーチャーの心は硝子。しかしながら現状の士郎の心は鉄に変わっている。
アーチャーは大も小も救いたかったものの、世界の在り方が「小を切り捨てなければ大が救われない」ものだったため半ば嫌々処理しまくって心がすり減っている。
鉄の心を持った士郎にはもう手段を選ぶという考え方がない。世界の在り方を受け入れちゃっているとも取れる。ある意味ではアーチャーより危険な存在になっている。
そこで「心が変わってしまった士郎」をアーチャーが放っておくか、という話である。アーチャーが歩んできた人生より多くの人間を屠ることになるかもしれないソレを、エミヤシロウならまず放っておけない、と思う。別の世界ではキアラの危険性に唯一気がついた人間だし…。
・おじいちゃんがどう動くのか
自分の家の聖杯壊されておじいちゃんが黙ってるかどうか、という話。500年間待ってようやく訪れた大チャンスをけちょんけちょんにされたわけで。他のルートでは次の聖杯戦争に本腰入れる予定だったわけだし、ここで耐えてこそ500年耐え忍んだ老獪という話だけど…。士郎が直接手にかけたわけではないし、復讐心で真アサシンを暗殺によこすような人物にも見えないので士郎を殺しに来る可能性は低いと思うけど、何かしら動く気がする。
・ギルガメッシュがどう動くか
イキリサーヴァントギルガメッシュくん、影に飲まれることがなくなった。今んとこ遊び人。UBWと同じく慎二がもらいに行くか?おじいちゃんに復讐まであるかも?言峰の発言を鵜呑みにすればおじいちゃんを殺害するのは士郎になりそうなものだけど…。
そしてギルガメッシュは受肉しちゃってるあたりマスター殺してもどうにもなんないのが難点。士郎は関わらない?
・サーヴァントが三つ巴になってる
バーサーカーはギルガメッシュに弱く、ギルガメッシュはアーチャーに弱く(エア持ち出されたらわからない)、アーチャーはバーサーカーに弱い(別にバーサーカーが有利なわけじゃないけどアーチャーが削りきれるわけでもない)
これは正直対面する順番によると思う。影の支援もない真アサシン勝ち目ないと思うんですけど(名推理)真アサシンはマスターを狙いに行くでしょうね。
・士郎の戦い方
武器を用意する、とは言ったもののサーヴァント相手に白兵戦はまず無理だろう。マスター相手に白兵戦でもすぐそこにサーヴァントがいる状況では簡単に殺されちゃうだろうし。まあ遠距離からの射撃で暗殺が安定か。
ただ凛相手だと殺した後もある程度アーチャーは現界してるだろうし、衛宮士郎が殺害したと分かった時点で動いてしまうだろう。衛宮士郎に勝ち目はない…となると凛を殺害するチャンスはアーチャーが戦闘不能の時のみか。ってそんなのあるのか?例えばアーチャーが葬られた後で凛を葬る意味はあるのか?はぐれサーヴァントと契約したり第六次でマスターに選ばれるのを防ぐため…?
臓硯相手は銃とかそういうのだと厳しそうだけど案外退路無くして燃やすだけで何とかなりそう…あとは言峰から洗礼詠唱とか習うか?さすがに切嗣の遺品から起源弾見つけるとかそんなことはないと思う
・言峰綺礼を誰が殺すか
父親を殺された凛が事実を知って復讐に出るか、いつもどおり士郎が殺害するか。言峰は臓硯、イリヤ、凛を殺すだろうとは言うものの自分のことは挙げなかった(当たり前)。まあ衛宮切嗣だーなんて言うくらいなんだからやっぱり士郎が殺すんじゃね(クッソ適当)
・もしかして言峰さんテキトー言ってない?
心持ちが変わったくらいで勝てるわけねえだろうがよ(本音)
勝てるにしても臓硯、イリヤ、凛の3人を殺害するって無理難題でしょ。士郎ってバケモノか何か?
いろいろ考えてからアレだけど浅い考えしかできてねえな
言峰綺礼に弟子入り?する言峰士郎(シロウコトミネではない)的パターンもあるのだろうか?最終的に師を殺す展開…?
FGOのエミヤオルタくんの嗤う鉄心スキルは鉄心エンドからの地続きってわけじゃなくて、「衛宮士郎には鉄心を持つ素質がある」ってことであのスキルを付与されたんじゃないかなーって考える。鉄心経てからキアラと邂逅とか救いがなさすぎるでしょ
個人的には投影じゃなくて強化魔術とかで戦う士郎も見てみたいと思うので誰か描いて
おわり
~追記(2018/9/5)~
続くんだなぁこれが
〜追記(2021/1/6)〜
そこそこ多くの方に見ていただいてるこの記事ですが、読んだ一部の方が「桜に包丁振り下ろすとこ」が分岐点だと認識してるらしかったのでちょびっと表記をいじりました
(大切な人ってところは一番大切な桜はもちろん、そこに凛とイリヤを含んでのつもりで書いてました 桜に包丁振り下ろすとどうなるかは実際にゲームでやってみてね 紛らわしい表記で申し訳ねえ〜)